自動運転技術の研究は自家用車のみならず農業機械でも進んでいるようです。 こちらは先月、自律ソリューションズ社(ASI)とCNHインダストリアルが発表したコンセプトトラクター。 運転席はなく操作はタブレットのアプリ経由。 農作業だけでなく、車庫から農地へ向かうところまですべて自動でこなすとのこと。
搭載されたカメラ、レーダー、GPSなどを利用しマシンを遠隔から監視できます
障害物検出機能付き。 事故を未然に防ぎます。
近未来の農地には人の姿はなくマシンのみが働くSFのような風景になるんでしょうか。 妄想が捗ります。
現時点では価格は未定。 そしてこのトラクターを運用するには法的な問題をいくつかクリアする必要があるそうです。
別の記事ですが自動運転トラクターに関する記事をメモがてらここに貼っておきます。 現時点(2016年)ではこんな感じみたいです。
■ 自動化/自律化が実現するのは、人の「代替」ではなく「アシスト」:自動運転トラクターに学ぶ、「運用自動化」と「運用自律化」の本質 (1/3) - @IT
「自動運転技術における具体的課題について」と題して講演。オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で進めている「トラクターの自律運転」に関する実証実験の取り組みを紹介
「完全な自動化でなくても、作業者の支援のために使えないかという視点で取り組んでいる」という
「“完全自動運転”を実現するまでには、法制度やコストとのバランスでかなりの時間がかかるだろう。現段階では作業者の支援システムという位置付けであり、人がすべきことと機械がすべきことの切り分けなど、人と機械の協調が重要なポイントになる」
リンク
■ Farming | ASI
■ This Robotic Tractor Looks Seriously Badass
■ Tractor for Modern Farm Features Everything But the Farmer - Bloomberg
関連記事
■ 水陸両用! 沼地、雪道も全然平気! 走破性が高すぎるオフロードカー「ШЕРП(SHERP)」
■ 東京モーターショー フォトレポート ~「KEN OKUYAMA DESIGN」ブース編
■ Googleが完全自律走行車(プロトタイプ)を披露 ~ハンドルもアクセルもない車
■ プラスチックを油に戻す技術はすでに実用化されてる! ~日本企業のすごい技術