とくみつ録。: 9.7インチ iPad Pro レビュー（３）　～Apple Pencilの使い心地を確認してみました

9.7インチ iPad Pro 32GBモデル（Wi-Fi）を購入したので使いながらレビューしています。　レビューその１、その２からのつづきです。　今回はApple Pencilの使い心地を確認しました。　イラストの仕事に使えるかなと淡い期待をしているのですが、現時点では「アイデアスケッチになら使える・・・かも」という評価です。　ペンの性能はかなり良いです。　でも描き心地が悪いですね。　ツルツルのガラス上でペン先を滑らすように描くのは気持ち悪いです。　気分が乗りません。　試しにペン先を布で包むと描き心地はかなり改善しました。　今後日常的に「Apple Pencil」を使うならそういう工夫が必要かもです。　というか、もう少し摩擦を感じる柔らかめのペン先を希望します('A`)

「Apple Pencil」は遊びで使うには楽しいと思います。　高いけどｗ（1万1800円 (税別)）

※イラストレーターとして使ったときの個人的な感想です。　他の人、違う職業の人が使ったら私とは違う感想になるかもしれません。　ご了承ください。

開封の儀

ぱかり

ペンの他に、替芯とLightningケーブルに接続するためのアダプタが付属しています。　アダプターは別部品なのかああああああ
∠( ᐛ 」∠)＿

（´-`）.｡oO（失くしそう・・・

アダプタを使いLightningケーブルに接続し充電している図。　ちなみに、Apple Pencil には Lightning ケーブルは付属していません。

（´-`）.｡oO（ Lightning ケーブルも付属してて欲しかった

ペンの重さは21g。　普通のシャーペンは10～15g程度なので、それと比べると倍くらい重いです。　ペンの表面はつるつるしてます。　滑るのでホールド感は悪いです。　筆記用具としてみた場合、実用性は低いです(；・∀・)　

最初にした作業：本体とペアリング

使う前に9.7インチ iPad Proとペアリングします。　まずはペンのキャップ（磁石式）を外し・・・

（´-`）.｡oO（このキャップもいつか失くしそう。。。

9.7インチ iPad Proに接続します。

iPad Pro側にダイアログが表示されますので、「ペアリング」をタップします（上図）。　これでペンが使えるようになります。

バッテリー容量と充電状況は通知センターのバッテリーウィジェットに表示されます。

お絵かきしてみました

以下のアプリで試し描きしてみました。

■ Apple純正アプリ「メモ」
■ Procreate 　定番のお絵かきアプリ（720円）
■ Adobe Photoshop Sketch　Photoshopブランドのペイントソフト

ペンの追従性、精度は非常に優秀です。　ペン先と実際に描いた線のズレも少ないです。　ペンで操作しているときは画面に手のひらを置いても誤作動しません（たまに誤作動するけどご愛嬌レベル）

でもガラス面がつるつるしてて描き心地が悪いですね。　しかも絵を書いていると手のひらの皮脂がガラス面に付着し、そこだけペン先が引っかかります。

「弘法筆を選ばず」とはいいますが、これはそれ以前に描いてて気持よくないです('A`)　あと、ペンの「入り」と「抜き」の調整が難しいです。

描き心地を改善するために布を被せてみました

布切れを用意しました

それをペンに巻きつけ、描いてみます。

いい感じです！　描き心地はかなり良くなりました。　でもこれは布の巻きつけ方がテキトーなので、このままではペンが持ちにくいです。　実際に使うときは巻き方にもうひと工夫が必要です。　見た目も悪いですしねｗ

まとめ

良いところ
１）ペンの追従性、精度などは良好。　ズレもほぼなし

イマイチなところ
１）液晶面がツルツルしてて描き心地が悪い
２）ペンがツルツルしててホールド感が悪い
３）ペンのキャップ、アダプターが別部品になっていて紛失しそう
４）本体に刺して充電する姿がかっこ悪すぎるｗ
５）ペンを本体に収納できない

趣味や遊びとして使うなら「9.7インチ iPad Pro」＋「Apple Pencil」は楽しいと思います。　でも本気でイラストを描くなら、やはりWacomのintuos（ペンタブレット）や、Cintiq（液晶ペンタブレット）を選ぶべきです。　イラストを描くのは結構時間がかかります。　私が描くような簡単そうなイラストでもね('A`)　「Apple Pencil」を長時間使うのは苦痛です。　
※仕上げたイラストを修正する程度なら「9.7インチ iPad Pro」＋「Apple Pencil」でもイケるかもしれません。

お絵かき用アプリも仕事で使えそうな本格的なものはまだ無い感じです。　でもこれは探し方が足りないだけかもしれません。　良さげなものを見つけたらここに追記いたします。

・その４へつづく
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