とくみつ録。: Wacom Cintiq Pro 13 レビュー（２）　～旧Cintiqとの比較、消費電力を確認

Wacom Cintiq Pro 13 （液晶タブレット）を購入したので使いながらレビューしています。　レビュー（1）からの続きです。　今回は今まで使っていた Cintiq 21 UX　とスペックを比べてみました。　ついでに消費電力も計測し、1年間の電気代を算出してみました。

Cintiq 21 UXとの比較

	Cintiq Pro 13 DTH-1320/K0	Cintiq 21 UX DTZ-2100D/G0
IPS液晶	13.3型（1920x1080ドット）	21.3型（1600×1200ドット）
視野角	水平160°/垂直160°	水平170/垂直170
コントラスト比	930:1	550:1
最大輝度	250 cd/㎡	220 cd/㎡
応答速度	30 ms	20 ms
インターフェース	mini DisplayPort USB Type-C	DVI-I（29ピン） USB
筆圧レベル	8192レベル	1024レベル
読取分解能	5080 lpi	最高0.005mm
ファンクションキー	なし	8個
タッチホイール	なし	2つ
消費電力	８～11.9W（明るさ最小～最高）ワットモニターで計測	約 53W（実測）
サイズ	本体：360x235x11.9mm 液晶：294×166mm 約1.1 kg	本体：535×418×48mm 液晶：約430×325mm 約8.5kg
価格	11万9574円（2017年2月現在）	30万円前後（2007年当時）

新旧Cintiqのスペックを比べてみました。　赤文字は比較したときに優れている部分です。

基本的にやはり新製品のほうがいろいろ優れてます。　とくに描き心地は　Cintiq Pro 13のほうが断然繊細で気持ちいいです。　反面、画面サイズは今までの半分以下なので、狭苦しくてしゃーないです。　狭い枠から覗きながら作業しているかのような窮屈さです。　デュアルモニター環境でなかったらストレスMAXだったかもです。

ただ、モニターのサイズが小さくなったぶん、机の作業スペースは広くなりました。　圧迫感がなくなり、これは別の意味で快適です（笑）

Cintiq Pro 13 の視野角（TechPCvgで確認）

IPS液晶なので視野角は広いです。　スペック的には旧Cintiqのほうが視野角が広いようですが、体感的にはほぼ同じです。　極端に横や斜め上から見た場合、色味が変わったり、バックライトの光漏れなどが見えますが、旧Cintiqも似たようなものでした。　色味のバランスも良いです。　グレースケールもきっちり出てます。　「Cintiq Pro 13 」のほうがコントラスト比が高いせいか見栄えは良いですね。

Cintiq Pro 13 は非光沢液晶です。　至近距離からじーっくり観察すると、ギラツキもありますが、普段作業してて、これが気になることはありません（私感）。

液晶の応答速度は遅いです。　動画を見るにはギリギリですね。　動きの激しい動画はわりとしんどいです

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ファンクションキー（便利キー）の類が、「Cintiq Pro 13」にはひとつもないので、上図のようなテンキーを購入して代用してます。

消費電力を計測し、一年間の消費電力を算出してみました

ワットモニターで「Cintiq Pro 13」の消費電力を計測してみました。

・電源OFF: 0W（0.3W以下）
・スタンバイ：約2W
・使用中： 8～11.9W（明るさ最小～最高）

液晶の明るさによって消費電力は変わります。　通常は明るさ（45）程度にしてて、その時の消費電力は8.8Wです。　旧Cintiqが約53W でしたのでそれと比べると省電力です。　ただ3年前に購入した「Cintiq 13HD」は5Wでしたので、それよりは若干上がってます。　あと、スタンバイモード時の２Wの消費電力が多めです。　使わないときは主電源を切りたいところです。

消費電力をもとに、1年間の電気代を計算してみました。　消費電力は平均して8.8W、1日12時間使用すると仮定しました。　※「電気代計算シミュレーターで電気代を計算してみましょう」を利用して算出しました。

1年間の電気代は・・・988円　でした。

ちなみに使わないときに、主電源を切らずに、スタンバイモードで待機させた場合、上記の電気代プラス225円になります。

・その３へつづく
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