ドスパラの小型デスクトップPC「Diginnos Mini NUC-B5」をお借りしました(NUC規格)。 CPUにBroadwell-U、ストレージにSSD(M.2接続)を搭載した、小さいけどパワフルなPCです。 仕事用PCとしてバリバリ使えます。 私はこの前機種を去年購入しました。 なにをやらせてもサクサク動作できるので快適です。そのくせ消費電力は低め! 普段は10W以下です。 さらにPC内部へのアクセスも簡単で、メモリやストレージの交換が可能です。 価格は少し高いのですが、長い目でみればコストパフォーマンスの高いPCではないかと思います。
構成は、OS:Windows 8.1 Update(64ビット版)、 CPU:Core i5-5250U(1.6 GHz、最大2.7 GHz)2コア4スレッド、 メモリ:8GB、 SSD:120GB(M.2接続)、 グラフィック:インテルHD 6000グラフィックス(CPU内蔵)、 光学ドライブ:なし、価格は9万7178円(送料、税込み)。 これから数回にわけてレビューいたします。
目次 1) これはなに?
2) スペック確認、ベンチマーク、最初にした作業
3) 外観、内部チェック
4) 起動時間、体感速度
5) 消費電力、1年間の電気代、発熱、騒音
6) 感想、まとめ
※ 実機をお借りしてレビューしています。 掲載料などはいただいておりません。 記事の内容は私が実際に使ってみた個人的な感想です。 メーカーや第三者の指示は一切ありません。
なにこれ?
今回お借りしたのはドスパラの小型デスクトップPC「Diginnos Mini NUC-B5」です。 NUC規格です。 筐体はベアボーンキット「NUC5i5RYK」として単体販売されてるものです。 それにOSやメモリ、SSDを搭載し、購入後すぐに使えるようセット販売しているのがこのモデルです。
NUC5i5RYK(筐体のみ)
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筐体のみの価格は5万円前後です(2015年9月7日現在)。 パーツをバラ買いして安く組み立てることもできます。 PCのセットアップなんて朝飯前という人はそういう買い方のほうが賢いかもです。 逆にトラブル等気にせずに購入後すぐに使いたい人はこの「Diginnos Mini NUC-B5」(動作保証付き)を選択するのがいいかと思います。
お借りしたこのモデルとは別に、2.5インチ型のストレージが搭載できる「Diginnos Mini NUC-B5Hもあります。 筐体は「NUC5i5RYH」。 「NUC-B5」」と比べて、こちらのほうが筐体サイズは大きくなるものの、少しだけ安いです。
NUC5i5RYH(筐体のみ)
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両筐体とも、USB3,0×4、HDMI、Mini DisplayPort、LAN端子など一通り揃ってます。 周辺機器の接続には困りません。
底面から簡単に内部へアクセスできます。
スペック確認
上図は貸出機のスペックです。 メモリやストレージは購入時にカスタマイズできます。
OSはWindows 8.1 Update(64ビット版)。 そのまま使えますし、すぐにWindows10へアップグレードすることもできます。
Windows10へアップグレード中
CPUは「Core i5-5250U」(1.6 GHz、ターボ・ブースト利用時の最大周波数2.7 GHz) 2つの頭脳で4つの作業をこなす、2コア4スレットのCPUです。
ストレージは容量:120GBのSSD(M.2接続)。 初期状態での空き領域は約77.8GBです。 M.2接続SSDの対応サイズは、スペック表には「2280」と記載されてるのですが、貸出機に搭載されてたSSDは「2242」でした。 調べてみたら、筐体的には「2242」「2260」「2280」サイズに対応しているようです。
参考
■ インテル、第五世代 Core i5 搭載のNUC 発売。PCIe x4 SSD対応など全面強化。オリジナル天板用3Dデータも - Engadget Japanese
■ M.2接続の「PX-G256M6e」、小さくても2.5インチモデルより高速《<PR>DIY PC Online パーツチャンネル》
基板は幅と長さの組み合わせで多数の種類があり、「2242」や「2280」などの名称で呼ぶ。2242は幅が22mm、長さが42mmという意味だ。SSDでは2242、2260、2280の採用例が多い。中でも自作PC向けに入手しやすい製品は2280がほとんどだ。
グラフィックはCPU内蔵です。
ベンチマーク
Windows 8.1 の時と Windows 10 へアップグレードしたときのベンチマークスコアを測定してみました。 結果は上図のとおり。 誤差レベルかもしれませんが、Windows 10 のほうが若干数値が良かったです。
ソフトのバージョンが違うので正確な比較ではないのですが、基本的に前機種よりも上の結果になりました。 でもSSDの書込速度と、グラフィック性能の一部は少し劣っている感じです。
参考
■ ベンチマークCrystalMarkの[ALU],[FPU],[MEM],[HDD],[GDI],[D2D],[OGL]という指標の意味
■ DirectDrawとは
■ OpenGL
ストⅣのベンチマークは「Rank A」でした。 快適にプレイできます。
ファイナルファンタジーはさすがにちょっと厳しめ。 標準品質だとプレイできなくはないという感じでしょうか。 上図はWindows8.1のときのスコアです。 Windows 10 にしたときのほうがやはり少しスコアが良かったです(図)。
設定を高品質に上げるとスコアはガタ落ちです。
他のPCのベンチマーク
■ Haswell搭載、手のひらサイズのデスクトップPC 「Diginnos Mini NUC-W5」
■手のひらサイズのデスクトップPC「HP Stream Mini 200-020jp」
■ スティックPC「Diginnos Stick DG-STK1」
■10.1インチWindows 8.1 タブレット「Diginnos DG-D10IW2」
最初にした作業
いつもならPCを「工場出荷時の初期状態」にしするのですが、すでにその状態で手元に届いたので、今回はその作業は省きました。今回はベンチマークテストを実行したあと、Windows10へアップグレードしてみました。 ざっと使ってみた感じ問題はなさそうです。 私のWindows10環境では「シャットダウンできない」「IMEの切り替えがリセットされる」という不具合が残ってるのですが、「Diginnos Mini NUC-B5」ではこれらの不具合は出てません。 この差はなに??
インストールしたソフト
■ WinShot 画面キャプチャーソフト
■ Google 日本語入力
・その2へつづく
リンク
■ Diginnos Mini NUC-B5 ドスパラ
■ ドスパラ 省スペースパソコン 一覧
■ NUCで検索 ドスパラ
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