Dell Venue 8 Pro用のドッキングステーション「Plugable Pro8 Docking Station (UD-PRO8) 」をいただきました。 レビューその1からのつづきです。
数日間じっくり使ってみて確信しました。 これぞ私が探し求めていたものです。 「Dell Venue 8 Pro」のもどかしいところを全部カバーしてくれます。 本体とはケーブル一本で繋がっているのでPC周辺機器をたくさん繋げても、本体の取り回しは楽です。 見た目もシンプル。 使い勝手がよく、今のところトラブルも発生してません。 純正品として販売しててもおかしくない製品だと思います。
準備、使用方法
DisplayLink Drivers | Plugable ドライバーソフト
レビュー1でも書きましたが、トラブルを防ぐためにも「Dell Venue 8 Pro」とドッキンステーションを接続する前に、必ずPlugableのサイトからドライバーソフトをダウンロードしてインストールしましょう。
ドライバーソフトをインストールしたら「Dell Venue 8 Pro」とドッキングステーションを付属のUSBケーブルで繋ぎます。 これで準備完了。 すぐに充電が始まります。 充電(給電)しながら「USB2.0」×4つ、「有線LAN」、「外部モニター」、「音声入出力」の各ポートが使えます。
ドッキングステーションと「Dell Venue 8 Pro」本体はUSBケーブル一本で繋がってます。 PC周辺機器やLANケーブルなどをたくさん繋げると、ドッキングステーション側はごちゃごちゃしてきますが、「Dell Venue 8 Pro」本体側はシンプルなまま。 取り回しもとても楽です。 すごく使いやすいです! 普通のノートPCも据え置いて使うならこのスタイルが便利なのではないでしょうか。
ドッキングステーションには電源ボタンは付いてません。 「Dell Venue 8 Pro」を接続したら自動的に電源が入ります。
使用感(1)充電
「Dell Venue 8 Pro」の電源ON/OFFに関係なく、ドッキングステーションに繋いだら即充電が始まります。 商品説明によると「タブレット付属の充電器と同じか、それ以上の速度で充電することができます」とのこと。 USB接続のPC周辺機器を使いながらでも、有線LAN経由でネット閲覧してる最中でも、安定して充電できます。 Windowsタブレット「Dell Venue 8 Pro」がノートPCと同じような感覚で使えることに感動!
ちなみに付属のUSBケーブルの長さは約92センチです。 机上で使うにはちょうど良い長さです。
使用感(2)USB2.0×4
前面と背面に2つづつ、計4つの「USB 2.0」ポートがついてます。 右上写真はHDDを繋いでベンチマークソフトを走らせてみた結果です。 USB 2.0としては標準的な速度です。 そのままずっとHDDを繋いでいますが、トラブルもなく安定して使えてます。
有線のマウス、キーボードも使えるので、Bluetoothが不調な日でも安心です。
使用感(3)有線LAN(10/100イーサネット)
我が家の無線LAN環境は少し不安定で、接続がたまに途切れてしまいます。 そのせいでラジオ録音が失敗することも。 有線LANだったらそんなことにはなりません。 実際、この有線LANポートを使い出してからとても安定してます。
ギガビットイーサに対応してないのが残念ですが、ネット閲覧程度ならまったく問題はありません。 YouTubeのFullHD動画(1080p)も視聴できます。 そもそも「Dell Venue 8 Pro」との接続が USB 2.0 なので、ドッキングステーション側がギガビットイーサに対応したとしても速度は今とあまり変わらないと思います。
充電しながら、「USB」と「有線LAN」が使えるようになったので、「Dell Venue 8 Pro」をファイルサーバーとして利用できるのではないかとニンマリしてます。 速度面が心配ではありますが、そのあたりはあとで検証してみます。
使用感(4)外部モニター
「Dell Venue 8 Pro」は非力なPCなので2画面表示(右上写真)にすると表示が少しモタつきます。 しかし思った以上に実用的な速度で使えます。 大きな画面いっぱいにYouTubeのFullHD動画(1080p)を再生しながら、「Dell Venue 8 Pro」の画面でネット閲覧するくらいならわりと平気です。 「Dell Venue 8 Pro」って意外と底力あるんですね。 見直しました。
接続ポートはDVI。 HDMI、VGA接続は付属の変換コネクタを利用します。
ちなみに、外部ディスプレイのみ表示する場合、「画面の自動回転を許可する(上図)」のチェックを外したほうがいいかも(上図)。 私の環境では、このチェックを外しておかないと、縦横表示がおかしなことになりました。
使用感(5)音声入出力
ヘッドホンの音量レベルが高いです。 スピーカーに繋げば大音量で音楽を楽しめます。 ただしヘッドホン端子→スピーカーに接続すると音質は下がりますね。 音質にこだわるならUSB接続のDAC内蔵ボリュームコントローラー(↓)みたいなものを用意したほうが良さげです。
FOSTEX ボリュームコントローラー PC100USB Amazon
ドッキングステーションを繋いでるときに「Dell Venue 8 Pro」本体の内蔵スピーカーを利用したいなら、サウンドプロパティから「USB Multimedia Audio Device」を無効にします。
消費電力
ワットチェッカーを使って消費電力を測定してみました。1)PCスリープ、電源OFF時 約2W
2)PCアイドル中、ウェブ閲覧など 5~7W
3)充電中 約16W
スリープやアイドル中(何もしないで放置してるとき)の消費電力は「Dell Venue 8 Pro」付属の充電器を使ったときよりも2~3Wほど高いです。 ドッキングステーションの消費電力はそのくらいなんでしょうか。 充電中は付属の充電器よりも5Wほど高め。 充電時間が短い理由はこれかな。 ウェブ閲覧時の消費電量はほぼ同じです。 スリープ時に2W以下に下がらないところだけ疑問ですが、全体的に省電力なのでほとんど気になりません。
ちなみに「Dell Venue 8 Pro」に繋いでいないときのドッキングステーションの消費電力は0W(1W以下)です。
まとめ
「Dell Venue 8 Pro」をファイルサーバーとして利用したいなと思い立ち、このような製品がないか探していました。 この製品が手元に届く前に、充電できるOTGケーブルを物色してたのですが「Dell Venue 8 Pro」では充電機能が使えないという報告がチラホラ。 充電機能が使えなかったら意味ないなと・・・。
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しかしドッキングステーション「UD-PRO8」を使えばそのようなことは一切ありません。 充電(給電)しながら、有線LANや、PC周辺機器などが使えます。 私の環境では今のところトラブルは発生してません。
そして使い勝手も良好です。 PC周辺機器やLANケーブルをたくさん繋いでも、ごちゃごちゃするのはドッキングステーション側だけ。 「Dell Venue 8 Pro」本体はUSBケーブル一本で繋がってるので、見た目がすっきりしてますし、本体の取り回しもすごく楽です。 「Dell Venue 8 Pro」を据え置いて使いたいときの必須アイテムだと思います。 「Dell Venue 8 Pro」ユーザーは要チェックです。
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リンク
■ Plugable Pro8 Docking Station (UD-PRO8) 製品情報
■ DisplayLink Drivers | Plugable ドライバーソフト
■ Dell Venue 8 Pro用 USB2.0充電ドッキングステーション(UD-PRO8) Amazon
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Plugable Dell Venue 8 Pro用 USB 2.0 充電ドッキングステーション - Dell Venue 8 Pro、Nextbook 8 (Win 8.1)、Lenovo Miix 2 8"タブレットに対応。タブレットを充電しながら、外部モニタ、音声入出力、高速10/100 イーサネットおよび 追加のUSB 2.0 ポートを提供
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Plugable Technologies
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※メーカーより、商品をいただいてレビューしています。 掲載料は頂いてませんし、レビュー記事の内容についての指示は一切ありません。 ですので今までどおり普通にレビューしました。 記事の内容は私が実際に使ってみた個人的な感想です。