とくみつ録。: 10.1インチ、軽量 2in1 PC　「HP Pavilion x2 10-j000」をお借りしました。

日本HPの2in1 PC「HP Pavilion x2 10-j000」をお借りしました。　「Windowsタブレット」＋「専用キーボード」がセットになった「Surface」っぽいハイブリッドPCです（※ペン入力には対応してません）。　スペックは低めですが、ネット閲覧や動画再生など、普段使いならこれで十分です。　難なくこなせます。

主な仕様は
液晶：10.1インチ（1280×800ドット）IPS方式、　OS:Windows 8.1 Updater（32bit版）、　CPU：Intel Atom Z3745D、　メモリ：２GB、　ストレージ：32GB、　グラフィック：Intel HD Graphics、　光学ドライブ：なし、　バッテリー：最大11時間45分、　価格：4万5800円（税、送料別）。　これから数回にわけてレビューいたします。

目次１）　これはなに？
２）　スペック確認、ベンチマーク、最初にした作業
３）　外観、キーボード周辺
４）　起動時間、体感速度、液晶チェック
５）　バッテリー駆動時間、消費電力、電気代、騒音
６）　感想、まとめ

※ 実機をお借りしてレビューしています。掲載料などはいただいておりません。記事の内容は私が実際に使ってみた個人的な感想です。メーカーや第三者の指示は一切ありません。

なにこれ

今回お借りしたのはこれ。　日本HPの2in1 PC「HP Pavilion x2 10-j000」です。　前回お借りした、2in1 PC「HP Pavilion 11-h100 x2」はノートPCに近いデザインでしたが、新機種のこれは「タブレット」に「専用キーボード」がセットになったようなデザインです。　キーボードカバーの灰色部分は布製でカジュアルな雰囲気です。

先月、パソコンフェア内で少しだけ体験したモデルです。
■ 世界最軽量・ハイブリッドPC「HP Pavilion x2 10-j000」

キーボードと本体はマグネットでくっつけます。　金具はなく、磁石だけでしっかり固定されます。　使用感は上々です。　このキーボードは無線接続はできません。　そしてバッテリーも内蔵されてません。　「HP Pavilion x2 10-j000」専用のキーボードです。

日本HP 個人向けノートPC製品ラインアップ

上図は「日本HP 個人向けノートPC製品ラインアップ」。　その中での本機の立ち位置はココ（矢印）です。　個人向けモバイルノートPCとしては唯一のモデルです。

スペック確認

スペック詳細　PDF

まずはスペックから確認いたします。　本機はスペックをカスタマイズして購入することはできません。　メモリもストレージ容量も固定されてます。　バッテリーも固定さててユーザーが自分で交換することはできません。　

上図には書いてませんが、加速度センサー、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、周辺光センサも搭載してます。　あともう一声、GPSも搭載して欲しかったなと思わずにはいられません。

タブレット部分は約600g、キーボードを装着すると約930g。　2014年10月1日時点で世界最軽量を謳っていたモデルです（※ハイブリッドPC（純正キーボード着脱可能）製品において。ARMアーキテクチャーを除く）。　

OSはWindows 8.1 Updater（32bit版）。　32bit版のせいか、ベンチマークテストなどで負荷をかけると不安定になる場面もありました。　気になるほどではありませんが、一応書いておきます。

CPUは「Intel Atom Z3745D」（1.33～1.83GHz）　4コア4スレッド。　AtomですがWindows操作やウェブ閲覧は普通にサクサク動作します。　

ストレージは32GB eMMC　読込速度は100MB/s超え（後述）となかなかの速度です。

「Speccy」を使ってPCのシステム情報を表示

グラフィックはCPU内蔵（インテル HD グラフィックス）。　光学ドライブは内蔵してません。

ベンチマーク

WIN SCORE SHARE

Windows8.1から『Windows　エクスペリエンスインデックス』が廃止されましたのでフリーソフト「WIN SOCRE SHARE」を使ってスコアを表示しました（上図）。　最低スコアは2Dグラフィックの4.1でした。

「CrystalDiskMark」、「CrystalMark 2004R3」、「HDBENCH」

ストレージはeMMC。　SSDよりも遅めですが、連続読込は158MB/sとなかなかの速度です。　このおかげもあってか、Windowsのファイル操作はテキパキしてます。　爆速ではありませんが、普段使うには必要十分な速度です。　ストレスを感じることなく使えます。

参考
■ ベンチマークCrystalMarkの[ALU],[FPU],[MEM],[HDD],[GDI],[D2D],[OGL]という指標の意味
■ DirectDrawとは
■ OpenGL

「ストリートファイターIV」ベンチマークソフト

ゲームのベンチマークテスト「ストリートファイターIV」を実行してみました。　結果は「E」でした。　CPU、グラフィック性能を必要とするゲームは本機では遊べません。

他のPCのベンチマーク
■ 2in1 PC「HP Pavilion 11-h100 x2」
■ ハイブリッドPC（2in1 PC）「HP ENVY x2」
■ Windows 8.1 タブレット「Dell Venue 8 Pro」
■ 18.5インチ液晶一体型パソコン「HP 18-5040jp」
■ 10.1 インチ Windows８タブレット「ThinkPad Tablet 2」
■ DELLのウルトラブック「XPS 13」

最初にした作業

貸出機なのでまずはPCを「工場出荷時の初期状態」にしました。　やり方はこちらと同じです→「リカバリの手順」。　作業は20分ほどで完了しました。

ほぼ初期状態のアプリ一覧（ベンチマークソフトなどインストール済み）

セキュリティソフトは「McAfee」が入ってたのでアンインストール（理由）。　「マカフィーセントラル」は消し忘れました。。。　他のソフトは以下のものをインストールしました（貸出期間が短いため最小限のソフトにしぼりました）。

■ Chrome ブラウザ
■ WinShot　画面キャプチャーソフト
■ Google 日本語入力

・その２へつづく

リンク　