2014年6月20日金曜日

SSD換装記 ~Windows7のバックアップと復元機能を使い、Windows環境を 旧SSD(128GB) → 新SSD(512GB) へそっくりそのまま移行する方法


デスクトップPC用に「Crucial MX100 SSD(512GB)」を購入しました。 これにOS(Windows)を入れる場合、今まではWindowsを再インストールして、環境をイチから整えてました。 時間がかかりますし、作業も面倒くさいです。 なので今回はWindows7のバックアップと復元(システム回復)機能を使い、旧システム(Windows7環境)をまるごとそのまま新SSDへ移植しました。 これだと作業時間は2時間もかかりません。 作業もとても楽でした。


作業手順

作業の大まかな流れは、Windowsシステムのバックアップを取り、それを新SSDに復元するだけです。 


手順はこちらを参考にさせてもらいました
Liquid Block Blog: Windows7のバックアップ機能を使った小容量SSDから大容量SSDの交換


目次
1)Windowsをバックアップ(外付けHDD使用)
2)「システム修復ディスク」の作成
3)SSD換装
4)復元
5)「ボリュームの拡張」でSSD容量をフル活用


Windowsのバックアップ


コントロールパネル内の「バックアップと復元」

まずはWindows全体(ファイル&システムイメージ)をバックアップします。


(左図)バックアップ先は外付けHDD(eSATA接続)を指定しました。 (右図)バックアップの対象は「自動選択」にチェックを入れます。 次へ


※私の環境では、バックアップ先にホームサーバーを指定すると復元作業のところでコケました。 そして次にバックアップ先にUSB3.0接続の外付けHDDを指定すると今度はバックアップ作業のところでコケました。 3度目にeSATA接続のHDDを指定してようやく成功しました。


(左図)「設定を保存してバックアップを実行」をクリック バックアップがはじまります。 (右図)約87GBのシステムをバックアップするのにかかった時間は30~40分程度です。


「システム修復ディスク」の作成


システム修復ディスクの作成

次は「システム修復ディスク」を作成します。 システム修復ディスクの作成(上図の矢印部分)をクリックし、画面の指示に従いPCにDVDを挿入します。


「システム修復ディスク」が完成したらDVDは取り出さずに、PCをシャットダウンします。


SSD換装

今までお世話になってきた「Crucial SSD M4(128GB)」を外し、購入した「Crucial MX100(512GB)」を取りつけます。


トラブル防止のため、新しく取り付けた「Crucial MX100」とバックアップに使った外付けHDD以外のストレージは PCから全部外しました。 


復元(システム回復オプション)

先ほど作成した「システム修復ディスク」から起動します。  DVDを入れて(入れっぱなし)、PCの電源を入れたら上の画面が出ます。


次へ


「以前に作成したシステムイメージを使用してコンピューターを復元します」をクリックして次へ


バックアップデータ(システムイメージ)が入った外付けHDDをPCに繋いでいれば上画面が出ます。 「利用可能なシステムイメージのうち最新のものを使用する(推奨)」を選択して次へ


バックアップデータが入った外付けHDD以外のデータはすべてフォーマットされます。 フォーマットしたくないストレージをPCに繋いでる場合は「ディスクの除外」から指定します。


確認して「はい」をクリック


復元作業が始まります。 私の環境だと30分程度で終わりました。 作業が終わるとPCの再起動を促す画面が表示されるので指示に従います。


 出荷状態ではないSSDを使用すると、ここでエラーが出ることがあるようです。 PCで認識(フォーマット)したSSDは「コマンドプロンプト」を使い、SSDを出荷状態に戻す作業が必要らしいです。 →参考:「Liquid Block Blog: Windows7のバックアップ機能を使った小容量SSDから大容量SSDの交換」(記事中盤にやり方が記載されてます)


「ボリュームの拡張」でSSD容量を無駄なく活用する

PCを起動すると今まで使ってた環境がそっくりそのまま再現されてます。 移植成功。 お疲れ様でした。 ・・・と言いたいところですが、


SSD容量も、昔のまま復元されてしまいます。 せっかく 512GB SSD を購入したというのにこのままでは宝の持ち腐れです。



管理 > ディスクの管理

ディスクの管理を見ると 357.70GB が「未割り当て領域」として使われずに残ってます。 そこで「ボリュームの拡張」をして、残りの領域をフル活用します。


システムが入ったボリューム(上図ではWindows(C))を右クリックして「ボリュームの拡張」をクリックします。


あとは画面の支持に従い、ボタンを押していくだけの簡単な作業です。


作業完了。 


SSD容量、512GB(476GB)をすべて利用できました。 作業は以上です。 お疲れ様でした。

2016年4月26日追記:この方法とは別に、デュプリケート(複製)機能を持つHDDケースを使い、HDD(SSD)の中身をまるごと複製してしまう方法もあります →「HDDをまるごと複製できるHDDケース「LHR-2BDPU3」を購入しました。 ~複製したHDDにWindows10を入れて互換性を確認


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