とくみつ録。: アンプ内蔵スピーカー「NX-50」レビュー（２）　　～使い勝手、音質、消費電力を確認

ヤマハの「NX-50」を購入しました。　レビューその１からのつづきです。　今回は使い勝手や音質、消費電力を確認いたします。　先に結論から書いてしまいますが、現時点では「使い勝手」「音質」「消費電力の低さ」のどれも大満足です。

使い勝手

１）　アンプ内蔵
PCやAV機器と繋ぐだけですぐに使えます。　ソフトのインストールは必要ありません。

２）　アナログ入力2系統搭載
アナログ（ステレオミニジャック）入力が２つ用意されてます（図）。　私は下図のように PCと HDDレコーダーを繋いでます。　

接続例

３）　切替ナシで2系統同時再生が可能
普通のPCスピーカーやAVアンプは、上図のように（機器１）（機器２）と接続すると、どちらか一方しか再生できません。　切替が必要です。　「NX-50」は（機器１）（機器２）の音を同時に再生できます。　切替は必要ありません。　切替作業なんてささやかなひと手間ではありますが、日常的に使うなら省略できたほうが絶対楽です。

４）　電源連動機能付き
PCやHDDレコーダーの電源に合わせて自動で電源ON/OFFします。　電源ONは入力信号をキャッチした瞬間に、電源OFFは入力信号が途絶えて約30分後になります。

５）　省スペース
小さくて軽いです（図１、２）。　片手で持てるので机上への設置、模様替えも楽です。　側面は平らなので余計なスペースをとりません。

６）　Bluetooth機能なし
今回はPCとの接続しか考えてなかったので、「Bluetooth機能」はまったく眼中にありませんでした。　上位機種（？）である「NX-B55」はBluetooth機能搭載です。　←入力端子1系統です。

７）　結果
大満足

音質チェック

NX-50

今まで使ってた「Z-10」はPCと USB（デジタル）接続ができました。　「NX-50」はアナログ接続のみ。　「Z-10」より音質が低いのではないかと心配でした。　でもまったくそんな事ありませんでした。　逆に向上した気すらします。

※音質の評価は完全に主観です。　人によっては私とはまったく違う評価になることもあるかと思います。　ご了承くださいませ。

「NX-50」は中音がよく響きます。　心地いい音です。　長時間聴いても耳が疲れるなんてことはありません。

音質評価のために曲をじっと聴いてると、高音域（ピアノの音など）はもっと伸びて欲しいし、低音域はもっと迫力が欲しいなと思う部分も確かにあります。　でも普段はそんな聴き方はしませんのでまったく問題ありません。　許容範囲内です。

（左）今まで使ってきた「Z-10」　（右）ヤマハ NX-50

「Z-10」と比べると・・・
まず、人の声が魅力的になりました。　聞き取りやすさは同じくらいですが、「NX-50」で再生すると心地いい声になります。　クラシックやポップスの音の方向性は似てます。　・・・が、鳴り方が違います。　「NX-50」の方が響きがよく、「Z-10」のほうがパワフルな気がします。　どちらが良いか好みがわかれるところですが、私が普段から聞いてる音楽（ウィリアム・アッカーマンや新居昭乃など）は「NX-50」の方が相性が良いです。　曲によっては今まで聞こえなかった声が聞こえるようになりました。　新鮮！

「Z-10」はベストポジションが決まってました。　そこから外れると８０点くらいの音質になります。　「NX-50」は音に広がりがあるせいかどこに置いても音質の変化が少ない印象です（左右のスピーカーが近すぎるとダメですが）。

「Z-10」はホワイトノイズ多めです。　「NX-50」はホワイトノイズはありません（私の環境では聞こえません）。

要するに
＼買い替えて正解／