とくみつ録。: 小さいけど仕事に使える！　Wacomの13.3インチ液晶タブレット「Cintiq 13HD」を購入しました

Wacomの液晶タブレット「Cintiq 13HD」を購入しました。　Amazon価格は 7万9628円。　13.3インチ型と小型ですが、性能的には仕事に使えるレベルに達してます。　　というか、13.3型で1920 x 1080ドットと高精細かつ、筆圧感知機能が2048レベルと高いせいか、私が仕事で使っている21.3型の「Cintiq 21」よりも描き心地が良いです（笑）　しかも薄い！　軽い！　片手で振り回せる！　なにこれすごい

お気に入り度をAmazon風に評価するなら★★★★☆（星４つ）。　なかなかの良品です。　マイナス点は「~~スタンドがヘボい~~」「至近距離で観察すると液晶がギラついてる」ところです。

2014年10月29日：追記　スタンドはこの動画のとおりに正しく取り付ければズレることはありません。　約1年間、間違った取り付け方をしてました！　すみません！

おしながき
１）　購入のいきさつ
２）　Cintiq 21UXとのスペック比較
３）　外観チェック
４）　使用感

詳細は以下より

購入のいきさつ

Cintiq 13HD　Wacom

妻が使っている液晶ペンタブレット（バイオHS付属だったもの）のバックライトがチラツキはじめました。　もう寿命ですね。　なので、これに買い替えました。　今まで使ってたもの（15インチ型）よりも、液晶サイズが小さくなることに抵抗があったのですが、いざ使ってみたらサイズは全然気になりませんでした。　というか、こっちのほうが断然描き心地がいいです。　描き心地だけ比べると、私が使ってる「Cintiq 21UX」よりも良いです。　私も「Cintiq 21UX」が故障したら次はコレにするかも！

Cintiq 21UXとの比較

Cintiq 21UXとの比較

私が現在仕事に使ってるのは21.3型、液晶ペンタブレット「Cintiq 21UX」。　それとスペックを比較してみました。

	Cintiq 13HD DTK-1300/K0	Cintiq 21 UX DTZ-2100D/G0
IPS液晶	13.3型（1920x1080ドット）	21.3型（1600×1200ドット）
視野角	水平178°/垂直178°	水平170/垂直170
コントラスト比	700:1	550:1
最大輝度	250 cd/㎡	220 cd/㎡
応答速度	25 ms	20 ms
インターフェース	HDMI、　USB	DVI-I（29ピン）、　USB
筆圧レベル	2048レベル	1024レベル
読取分解能	0.005mm	最高0.005mm
ファンクションキー	4個	8個
タッチホイール	なし	2つ
消費電力	9W以下（公称値）約 5W（実測）	約 53W（実測）
サイズ	375 x 248 x 14mm 約1.2 kg	535×418×48mm 約8.5kg
価格	8万円前後	30万円前後（2007年当時）

液晶の応答速度は21UXに負けてます。　ちょっと意外。　タッチホイールも省略されてます。　でも筆圧レベルは2倍になってますし、消費電力は10分の1とケタ違いの差です。　ともに「タッチ操作」には非対応です。

外観チェック

箱

では外観をチェックいたします。

付属品一覧

いざとなれば、付属品を含めて持ち運べるサイズです。

インターフェース類は Cintiq 13 の右側面に集中してます。　というか、薄いよね～。　重さも約1.2キロなので片手で持てます。　取り回しがとても楽です。

Cintiq13HDの裏面

本体にスタンドは付いてません。　別に用意されてます（下図）

これが付属のスタンド。　3段階の高さに調整できます。　使用感は・・・~~良くないです（笑）~~　←追記：正しく取り付ければ全く悪くありません（後述）。

本体をスタンドに立てかけてみました。　液晶はつや消し処理されてます（ギラツキはそのせいじゃね？と推測中）

ストッパーを本体に差し込んでも（右図）、カチッと収まる感触がありません。　しかも描いてる最中に（力のかけ具合によっては）ズレてきます。　うーん、このスタンド最悪だよ（笑）　なぜ本体と一体型の足（スタンド）にしなかったのかと・・・。

2014年10月29日：追記　とある方が、Twitter経由で正しいスタンドの取り付け方を教えてくれました。　上動画がそれです。　正しく取り付ければスタンドがズレることはありません！　約1年間、私の取り付け方が間違ってました。　すみませんー！

電源ケーブル類を繋ぐとこんな感じ。　Cintiq13側のケーブルは1本です。　この端子の根元が見るからにひ弱で、ぶつけたら曲がってしまいそうです。　今後の不安材料のひとつです。

ペンケース

リッチなペンケース。　かっこいいね。　でも正直に言うと、こんなの要らんからスタンドにもっとお金をかけて欲しかった（笑）

ペン。　Cintiq21UX用（intuos3用）よりも少し短いです。　ペンの互換性はありません（使い回しはできない）。　しかし、ペン軸は共通サイズです。　標準のプラスチック軸は液晶のガラス面に引っかかり描きにくいので、早速「フェルト軸」に変えました。

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使用感

※以下は個人的な意見、感想です。使う人によっては全く違う意見を持たれるかもしれません。　ご了承ください。

描き心地
上記したとおり、私が使っている「Cintiq 21UX」よりも描き心地は良いです。　描く絵にもよりますが、「Cintiq 21UX」ではPhotoshopで100%表示しないと思い通りの線が引けないのに、「Cintiq 13」は50％の縮小表示でも線が引けます。　そして液晶面はツルツルしておらず、適度な摩擦があり、上記した「フェルト軸」を使うと相性抜群です。

解像度
Full HD（1920x1080ドット）なので狭さを感じません。　表示されるアイコンが小さくなりますが、ペンの精度が高いのでペン先で難なくクリック＆選択できます。　文字も小さくなりますが、見づらさは感じません。

色味
黒の締りが少し弱めに感じますが、全体的なバランスは良いです。

ギラつく
液晶が若干ギラついてます。　注意深く見ると気になるかも。　でも普段使ってる時はほとんど気になりません（主観）。　マイナス点ではありますが、致命的な部分ではありません（と思います）。

液晶の明るさ調整ができない　←追記：できました！
手動での調整ができません。　ただ、最適な明るさになってるので現状では不満はありません。　自動調整されてるんでしょうか？

2013年12月19日追記： ワコムディスプレイ設定から液晶の明るさやコントラストなどの調整ができました（図）。

　ファンクションキー
ファンクションキーは4つと少ないのですが、真ん中に十字ボタン＋「ラジアルメニューボタン」が用意されてます（すべてカスタマイズ可能）。　「ラジアルメニューボタン」を押すと「ラジアルメニュー」が画面上に半透明で表示されます。　便利です。　欲を言わせてもらうなら、もう少しボタンの押し心地にもこだわって欲しかったなと。　ボタンが少し重いです。

液晶サイズ（作業スペース）
作業スペースは、293.8 x 165.2mm。　A4用紙と比べて、幅はほぼ同じ、高さは45mmほど狭いです。　広くはありませんが、意外と支障なく作業できます。　悪くありません。

本体サイズ
薄い、軽い、片手で持ち上げることができる！　まるでタブレット端末かのように取り扱えます。　コードが邪魔ですけど（笑）

省電力
使用中の消費電力は約 5Wです（ワットチェッカーで測定）。　デスクトップ型とは思えない省電力っぷりです。　いいね！　ちなみに、毎日12時間使うと、1年間の電気代は約 481円です。 ←ざっくりした計算なので目安としてみてください。

スタンド
~~改善希望～~~　正しい取り付け方をしたらズレることもありません。

まとめ
色味、使い心地、描き心地など、全体的には非常に気に入ってます。　少し前に店頭で「Surface Pro 2」を触ってみて、その液晶タブレット性能に感心したのですが、それよりも断然こっちのほうが描き心地は良く感じました（店頭で短時間触った程度なので正確な比較ではありません）。　お気に入り度をAmazon風に評価するなら★★★★☆（星４つ）。　マイナス点は「~~スタンドがヘボい~~」「液晶がギラついてる」ところです。　致命的なものではありません。　

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