とくみつ録。: USB3.0 の速度は使うPCによって劇的に変化する

「チップセットのデータ転送能力」の壁に阻まれ、私の環境では実力を発揮できてなかった「世界最速HDD」こと USB 3.0 外付けHDD「HD-GDU3」。　今お借りしているゲームパソコン「GALLERIA HX」にそれを繋いだら、見事に生まれ変わりました。

ベンチマーク　（左）1GBで測定、（右）100MBで測定

読込： 300MB/s超、書込: 400MB/s 超です（高速化ソフトは使用してません）。　HDDとは思えない速度にうっとり。　購入当初はこの速度を期待してたんですよねえ。

ちなみに私のメインPCに接続すると、読込： 200MB/s程度、書込: 250MB/s 程度です（リンク）。　これでもまあ遅くはないんですけど・・・ね。　細かいことをいうと100MBテストでの 4k と 4kQD32 のスコアは逆転してます。　同じ条件で測定しても結果は同じ（図）　原因はわかりません。　HDDをフォーマットすれば解決するかな？

参考
■ SSDに迫る性能で大容量：「世界最速」をうたう外付けHDD――バッファロー「HD-GDU3」実力テスト (3/3) - ITmedia PC USER

USB 3.0であればこの転送速度が出るというわけではない

「チップセットによってデータ転送能力に差がある」

最高のパフォーマンスを発揮するには、Ivy Bridge世代のマザーボードを搭載したPCを使うことが条件

Intel HM65 ExpressなどIntel 6シリーズのチップセットはUSB 3.0をネイティブサポートしていない

マシンスペックに依存する面もある

内部コピー（複製）速度も比べてみました。　コピーするのは、ファイル数1024個、サイズ：844MB、のフォルダーです（上図）

結果
１）　GALLERIA HX（Windows８）　＋　世界最速HDD　約5秒
２）　私のメインPC （Windows7）　＋　世界最速HDD　約16秒※1

ま・さ・か！　3倍超も差が付くなんて・・・。　今のメインPCに不満はありませんが、この差をみて買い直したくなりました（笑）
※1　同じテストを実行すると、２回目以降は内蔵キャッシュのおかげで１秒もかからずに完了します。

ちなみにメインPCの内蔵ストレージ（SSD）だと、上記のテストは、約2秒で完了します。　やっぱSSDは速いです。　まだHDDには容量と価格（1GBあたりの価格）面でかないませんので、はやく追いついてほしいですね。

とりあえず、PCに内蔵できるSATA接続の世界最速HDDを出してくれませんかねえ　＞BUFFALOさん

USB3.0 メモリーも真の実力を発揮！

SanDisk USBフラッシュメモリ 64GB SDCZ80-064G-X46

（左）GALLERIA HX、　（右）高速USBメモリ「SDCZ80-064G-X46」

ついでに USB3.0 メモリもテストしてみました。

そしたらやっぱり、案の定、思ったとおり！　・・・速度アップしてますね。　私のメインPCに接続した時のベンチマークはこれ。　←200MB/sを超えることはありませんでした

フォルダのコピーテスト（上記のものと同じ）も実行してみました。

結果
・GALLERIA HX（Windows８）　＋　USB3.0 メモリ　約31秒
・私のメインPC （Windows7）　＋　　USB3.0 メモリ　約48秒

世界最速HDDほどではありませんが、やはり差がつきました。 USB3.0の速度を堪能したいならPCを新調すべし・・・との結論に達しました。

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