FILCOの日本語配列メカニカルキーボード「Majestouch MINILA JP」(茶軸)を購入しました。 テンキーと「かな印字」を省略したコンパクトでシンプルなキーボードです。 レビューその1からのつづきです。
約10年使ってきた「HHKB Pro ver.1」からの乗り換えです。 英語配列から日本語配列に変わったので、記号やCtrl、Altキーなどの位置にまだ少し戸惑いますが、意外とすんなり移行できました。 見た目やサイズ、キーの打ち心地などがお気に入りです。
今回は「HHKB Pro ver.1」と比較し、使用感の違いなどを確認しつつ、「Majestouch MINILA JP」を約3週間使ってみた感想を書いて一旦まとめます。
詳細は以下より
HHKB Pro との比較
上が約10年使ってきた「HHKB Pro ver.1」です。 横幅は同じくらいです。 キーピッチ(約19mm)とキーストローク(約4mm)も両者ほぼ同じです。
配列的には
独立した矢印キーの有無や、 Alt ・ Ctrlキーの位置が違います。 そして英語配列と日本語配列との違いで「@」やカギカッコなど、記号の位置も変わりました。 この違いにまだ少し戸惑いますが、サイズ感が似てるせいか、思いの外すぐに慣れました。
デザイン的には
HHKBのほうがシンプルです。 キー数の違いはしょうがないとしても、「Majestouch MINILA JP」の上部の出っ張りは何事かと。 ここまで出っ張るのなら「DFK-81E2」みたいに独立したファンクションキーも配置して欲しかったかも。
押下圧は両者とも 45g 。 クリック感は両者ともほぼゼロ。 キータッチは似てます。 でも使ってみた時の印象は少し違います。 HHKBは押し始めから抵抗があり(遊びなし)その後スッと押下できるタイプ。 「Majestouch MINILA JP」は最初に少し遊びがあり、数ミリ押下すると抵抗を感じるタイプです。 そのせいか、「Majestouch MINILA JP」 のほうが少し軽くて素直に感じます。 好みもあるかと思いますが、私は「Majestouch MINILA JP」のキータッチのほうが好きです。 ただし、HHKBは約10年使ってますので、中のゴムが経年劣化してる可能性も無きにしもあらずです。
キーのぐらつき具合は「Majestouch MINILA JP」のほうが大きいです(遊びが大きいせい?)。 印字品質も「Majestouch MINILA JP」には「ムラ」や「かすれ」があり、HHKBと比べるとワンランク下がります。 なのでキーの高級感(完成度の高さ)ではHHKBのほうに軍配が上がります。 この辺りは値段相応の差でしょうか。
HHKBの方がスタンドが高くできます。 でもここは打ちやすさに影響するほどの違いは感じません。 本体重量はHHKBが520gに対して、「Majestouch MINILA JP」は680g。
・ HHKBのほうがいいところ
1) キー数が少なくて、見た目がシンプル
2) 印字が均一(ムラなし)
3) キーを斜めから押しても問題なし
・ 「Majestouch MINILA JP」のほうがいいところ
1) 「かな」キーがあり、一発で 英語 → 日本語の切替ができる
2) 独立した矢印キーがある
3) キーの押し心地
使用感・まとめ
個人的な感想を箇条書きにしてみます。 使う人によっては同意できない部分もあるかと思いますがご容赦ください。
・キー(茶軸)の押し心地がすごく( ・∀・)イイ!! 使ってて気持ちいいです。
・HHKBとはサイズ感が似てるせいか、数日で慣れました。 いまだに無意識で作業してるとAltやCtrlキーを押し間違えるけど、それに慣れるのも時間の問題かと思います。
・キーの印字に「ムラ」や「かすれ」あり。
・スペースキーを斜めから押すとキュッ、キュッと摩擦音が聞こえることがあります。 HHKBではなかった現象です。 キー印字の品質も含め、この辺りの完成度の差が、価格の差でしょうかね。 ※Cintiq(液晶タブレット)の横において使っているときに限った症状です。 普通に文字打ちしてるときは摩擦音は聞こえません。
・「かな印字」を省略してるので、見た目がシンプル。 いいね!
・右Ctrlキーがない(泣)
・Windowsキーが邪魔
・Fnキーの場所は悪くないと思うけど、今までHHKBでは右端にあったキーなので、つい押し間違えてしまいます。
・「HOME」「END」「PageUP」「PageDown」は Fnキー + 矢印キー、 「Delete」は Fnキー + BackSpace であってほしかった・・・(配列表)
キータッチがすごく良い、日本語配列にしては見た目もシンプル、サイズにも文句なし。 配列もまあまあ。 現時点でのお気に入り度をAmazon風に評価するなら★★★★☆(星4つ)です。 上記したとおり細かな不満はいくつかありますが、概ね満足です。
ちなみに、Majestouchシリーズには無線対応キーボードがラインアップされてます。 現在(2013年7月16日)はまだフルキーボードのみですが、今後は是非 Majestouch MINILA シリーズも無線化してほしいです。 期待してます。
FILCO Majestouch MINILA Air Cherry MXスイッチ茶軸 日本語配列カナなし Bluetooth3.0ワイヤレス接続 ダブル親指Fnキー配列コンパクトメカニカルキーボード 6キーロールオーバー ブラック FFBT68M/NB
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FILCO (2013-09-20)
売り上げランキング: 18,004
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追記: Majestouch MINILAのワイヤレスタイプが登場しました。 接続はBluetooth3.0。 単3電池×2で、アルカリ乾電池で約6カ月使用可能とのこと。
■ ダイヤテック、小型キーボードのBluetooth版「Majestouch MINILA Air」 ~Cherry MX茶/黒/青/赤、日本語/英語を用意 - PC Watch
直販価格は13,800円
ラインナップは、日本語68キー、英語67キー、それぞれにCherry MXスイッチの茶軸、黒軸、青軸、赤軸の計8モデル
■ ASCII.jp:人気K/Bの無線モデル「Majestouch MINILA Air」が今週末発売
■ 小型キーボード「Majestouch MINILA」がFILCOから発売! HHKキラーとなるか?! : PCパーツまとめ
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リンク
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■Majestouch MINILA 各種 Amazon
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