とくみつ録。: アルミ素材の質感が美しい、15.6インチワイド・スタンダードノートPC「HP Pavilion dv6-6100」レビュー（５）　バッテリー駆動時間・消費電力・騒音チェック

日本HPのオールインワン型ノートPC「HP Pavilion dv6-6100」プレミアムラインをお借りしました。　構成は、液晶:15.6インチワイド（1366×768）、CPU：Core i7-2720QM(2.20 GHz)、メモリ：8GB、ストレージ：750GB HDD、グラフィック：インテル HD グラフィックス3000（Sandy Bridge）です。　数回にわけてレビューしています。　その1、その２、その３、その４からのつづきです。

今回はバッテリー駆動時間を確認して、消費電力を計測、電気代を算出したあと、発熱や騒音をチェックします

詳細は以下より

　バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間を測定してみました。　測定にはBBench（フリーウェア）を使用しました。　電源プランは「HP推奨」です（上左図）。　テストは2回行いました。

１）液晶輝度-最高、ウェブ閲覧、音楽再生なし
約3時間20分（12009秒）

２）液晶輝度-中間・ウェブ閲覧、音楽再生なし
約4時間（14393秒）

予想以上に長い駆動時間でした。　このクラスでこの駆動時間は嬉しいですね。

　消費電力

ワットチェッカーを使って「HP Pavilion dv6-6100」の消費電力を計測してみました。

消費電力（満充電時に計測）
１）スタンバイ　0W　（１W以下）
２）アイドル時　14～18W　（輝度最低～最大）　←何もしてない時
３）ウェブ閲覧　27W～31W　（←読み込み時の一瞬　CPU使用率は11％程度）
４）CPU使用率100%時　最大78W

CPU使用率100%の時はそれなりの消費電力です。　しかし普段（アイドル時やウェブ閲覧時）はずいぶん省電力なノートPCです。　Core-i7搭載マシンとは思えないレベルです。　バッテリー駆動時間が長いわけですね。

　電気代

消費電力をもとに1年間の電気代を計算してみました。　消費電力は平均して20W程度、1日12時間使用すると仮定しています。　電気代の単価は電力料金目安単価の22円/kWh(税込)で計算します。　厳密に計算するのは忍耐的に不可能なので目安としてみてください。　1年間にかかる電気代は以下のとおりでした。

20W　×　12時間　×　1年間　＝　87600W時間
1年間の電気代　約1927円

その他のPCの電気代
■ 各PCの1年間の電気代

　発熱

温度は「OHM 赤外線温度計TN006」で計測

ベンチマークテストを実行してたら排気が熱くなってきたので本体の温度を測ってみました。　それぞれの場所の温度を示したのが以下の図です。

金属ボディなので熱くなるかなあと心配しましたが杞憂でした。　キーボード面は40度を超えてる場所もありますが大丈夫。　パームレストと違い、指を常に置いとく場所ではないので、ほとんど気になりません。

　騒音・スピーカーの音質

基本的に静かです。　静音。　耳をすますとファンの回る音は聞こえますがほとんど気になりません。　もちろん、CPUを酷使するとファンが猛烈に回ります。　しかし耳障りな音はしません。

スピーカーの場所、Beats Audioコントロール画面

内蔵スピーカーは「Beats Audio」テクノロジーに対応してます。　高品質を謳ってますが・・・どうだろ？　YouTube視聴程度だったら結構イケる音質ですがノートPC内蔵スピーカーとしては普通ではないかと。　いやもちろん悪くはありません。　「Beats Audio」に対応してない「HP Pavilion dv6-6100（リネンホワイト）」と比べると音質は雲泥の差でした。　でも音楽鑑賞するなら外付けのスピーカーは欲しいなと思いました。　そんな感じです。

・その（６）へつづく
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